上棟前夜 棟梁の心境

↓建て方作業の前段階の土台敷きをやってます。

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↓こちらは基礎パッキン工法で建てます。

よく見かける黒い樹脂製の基礎パッキンと違って、ステンレス製なので耐久性を考えると安心ですね。パッキン進化してます。

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↓土台が据えられたあと、火打ち土台(土台が直交する部分に斜めにかけわたす部材)を取付。

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築地住建ではおなじみの、基礎にお行儀よく並んでいる丸型換気口たちだとか、火打ち土台不要の剛床工法(根太レス工法)だったりとか、いつものおなじみの画とはまた違ってますね。

 

次は建て方開始で柱を建てていきますが、翌日はあいにく天候の壁に立ちはだかられ早々断念、でも本番の上棟は朝からまぶしい青空で上棟日和になりました。

 

施主さまにとられましては計画づくりが始まっていろんなご苦労があり、着工、基礎工事が進むなか、さあようやく上棟だというお喜びいっぱいのご心境でしょう。

 

その陰では密かに眠れない夜を過ごした人がいます。

 

以前は全ての構造材料を墨付けして刻み、あれこれ準備を重ねて、本番当日は大勢の人前で棟梁の腕がためされるのですから、上棟前夜はあれこれ不安がよぎって眠れなかったという棟梁です。

プレカット工場で加工されるようになってからは、不安がよぎる夜からは解放されたようです。

 

が、

 

日が短くなっていますので限られた時間内で、皆でいかに段取りよくテキパキ作業ができるかというのが重要で、工事過程の決めどころ、ぴりっと気が引き締まる上棟前夜です。