喧噪が過ぎて静けさが戻り、夕暮れを迎えるとき上棟式です。
屋根の上に五色の布がついた幣串(へいぐし)が立ち、祭壇を設けてお供え物を供え、神様に無事に棟上げが終わったことへの感謝と、W様邸に災禍などがおこることもなく、ご家族皆様の末永いお幸せとご繁栄を一同でお祈ります。
最後に乾杯をして屋根を降りていきます。
施工者側としては、上棟は危険も伴い神経を使うところですが、無事終了後は工事の一区切りという安堵感を得られるところです。
家づくりは施主様と一緒に造り上げていくものですが、これからの工事において、施主様の信にしっかりとお応えして、よいものを精魂込めて造りあげていこうと、さらに意欲が増します。
施主様にとられましては、家を建てるという一大事業は精神的、経済邸にもたいへん苦労を伴うことだと思います。それだけにこの日を大きな喜びであっていただいきたいと願います。