自然素材を扱うってこと

 

 

杉は部位によって赤身と白太に分かれます。

 

 

↓杉の床材に4色の自然塗料を塗布した色見本ですが、同じ色を塗っても、赤身(上)と白太(下)ではこんなにも色の違い・バラつきが出ています。

 

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『自分の敷地のヒノキで建てる“離れ”』と『ビルトインガレージのある家』の杉床材は一番右の色、クリアを塗布します。

 

 

↓2軒分全部の床材、1枚1枚にひたすら自然塗料を塗布しています。木に染み込むタイプです。

 

住まいの完成は、こんな地道な作業の積み重ね。

 

 

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↓よっ、いい色艶っ!

 

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木の個性やクセを知り尽くした大工が、赤身と白身のバランス配分を木くばり(気配り)しながら床張りをします。

 

仕上がり全体で見ると、自然素材ならではの豊かな表情を持ったテクスチャーになります。

 

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赤身と白太は違った性質を持っていて

 

赤身は白太に比べて強くて腐りにくいので、

 

特に、洗面所の浴室の出入り口箇部分、洗面台の手前部分は赤身を配します。

 

 

 

自然素材を扱うには、ある程度の技能や経験がモノをいいます。

 

 

 

 

工業製品なら品質が均一だから、この苦労はいらず、早くて楽ちんそうです。