大工入門 ~引くの?押すの?かんな編~

 

 

削る道具の代表選手、かんなです。

 

使用用途に応じて、いろんな形状があるらしいです。

 

 

↓左の3つはよく見る平かんな。板を削るときに使用していますよね。

 

一番右のちょっと小さなサイズは、際(きわ)かんな。

 

IMG_3713

 

 

↓更にちっちゃなミニかんな

 

IMG_3715

 

 

↓これは“面取かんな”というらしいです。

 

IMG_3717

 

 

↓実演して見せてくれてます。

 

こうやって材料の角を削ると

 

IMG_3720

 

 

↓あらっ、板の角っこがきれいに面取りされました。

 

IMG_3718

 

 

↓ここと

 

IMG_3723

 

 

↓ここのネジで、幅を調節するのですって。

 

IMG_3724

 

 

↓かんなの裏側も拝見。

 

IMG_3728

 

ちなみにかんなは“引く”って言って、大工さんはかんなを手前に引いてますが

 

西洋ではかんなを“押す”のだそうです。 (ㇸェェ、そんなこばなしには引いちゃいます・笑)

 

引く力より押す力の方が1.5倍もいるので、小柄で非力な日本の大工は、かんなを“引く”のですって。

 

 

 

製品化された工業製品を組み立てるだけの大工仕事だと

 

かんなを使うこともなく、何の付加価値も生み出せないことが悲しいです。