新製品・新素材・新工法は十分吟味してから

「地の話」Ⅲになります。

新機能を取り入れた家を新築し、暮らし始めたらその機能が裏目に出、そこに住めなくなったという相談事例を話されながら、

(それ自体が悪いというのではなく、いろいろと不運が重なってしまったようです。)

『昨日今日できた家づくりのシステム、新製品、新素材、新機能、新工法そういったものは、まだまだテストの時間が足りていないので十分ではない。

例えば集成材。

接着剤で木と木を張り合わせているものですが、それはただ木が狂わないからということで、使用されているのを多く見かけます。

使われている接着剤が体によくなかったり、時間と共に剥離するという事故がよく出ています。

在来工法とか、日本の家づくり、これは1200年の長い歴史をもった中で、テストされてきたものなので、これは確かなもの、安心なものです。

ところが昨日今日できた家づくりのシステムは出来てから、10年、20年、せいぜい30年そんなものです。

まだ結論が出ていないものを取り入れる場合には、極めて注意深く吟味することが必要です。』

と話された小山理事長ですが、この後、実は私も失敗があります、とご自身の体験を。

循環風呂をこれはよいと思って導入したが、・・・・・・・とまあ色々ありまして、また普通のお風呂に戻しました、と話されました。


新商品とか便利な新機能なんていう誘惑はいつもつきものですね。

_36z3138

不動産会社に勤務していたときは、家を「物件」と呼びました。

新築物件とか中古物件とか。

よい家とは駅に近くて広い家。(新機能導入もウリとなるし)

イイエイイエ、よい家とは、家族が健康で幸せに暮らせる家のこと。