熟練さんたち

毛呂山町と平行して、他社さんの新築現場に大工工事を請け負わせていただいている現場があります。

そちらは監督さんがいらっしゃいますので、社長は時折差し入れを持って陣中見舞い。

社長「どうだい?(ムク材じゃないから)やりがいがないんじゃないかい?」

渡邉「大丈夫ですよ。僕はいままでやっていたことだから。それより関根さんの方が大丈夫ですかね。」

渡邉さんの言う、やっていたこととは、今までに住○林業さんの家を60棟建てたこと、で、こんな話をしてくれたことがありました。

「住○林業は、ぜ~んぶ集成材ですよ。だからって木の家には違いないですけどね。ムクを使っている夢ハウスの方が全然いいですよ。全然違います。」

関根「勉強になります。渡邉さんはすごいっすよぉ尊敬します。どうしたらあんなに速く仕事ができるんでしょうかね。今日こそは渡邉さんに負けないようにとがんばるんですけど、かなわないですねぇ。」

ベテランの渡邉さんの動作は、端から見ると緩慢にさえ見えます。力が抜けているというか。

でも仕上がる仕事が速くて正確なのだそうです。

「げんのうで間違って指たたいちゃったら、渡邉さんに『げんのう大丈夫か?』って言われちゃいました。」と渡邉さんに冗談を言ってもらえるのをうれしそうに話す関根さんでした。

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