大工の編集力

 

 

 

↓香り高くて、艶のあるひのきの床板です。

 

 

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一枚一枚に、植物を原料とした自然塗料を塗っていきます。結構な量あるので相当な作業量です。

 

 

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一枚一枚が個性を持っているので、塗りながら個性別にグループ分けしてから現場に搬入するそうです。

 

 

 

 

工業生産された画一的な床板なら、大工はばったばったと現場で床張りできます(ホントはこっちが楽ちん)が、ムクので木はそうはいきません。

 

 

この子は器量好しだからポジションはセンターだな、とか。

 

 

節ばっかりあってもうるさくなりますから、節のあるのとないのをバランスよく配置し、

 

 

節が多い子はちょっと目立たないところへなど、大工の編集力がものを言います。

 

 

 

以前、どこかのエライ先生が職人について、雑誌に書いていた記事の一部です。

 

 

「職人仕事というと、芸術より一段低いもののように受け取られる。

 

職人仕事を一言で言えば『昨日と同じものを今日もきちんと作る』ということである。

 

少しでもよい製品を作ろうと絶えず創意工夫を加えながら、いささかも手をに抜かず、同じものを作り続ける作業は決してたやすいことではない。

 

もちろん、彼らは自分の仕事に誇りを持っているが、それを世間に向かって声高に主張するようなことはしない。」

 

 

w(゚o゚)w オオー!まさに、みんながやっているのはこういうことだと思いました。

 

 

うまいことおっしゃる。

 

 

 

 

有機質な家づくりがは、感性豊かなこどもに育まれることを信じています。

 

 

ひのきは“こどもすくすくの住まい”の床板になります。