昨年の大災害からもう1年が経とうとしています。
福島県浪江町から避難を余儀なくされ埼玉にやってきて
現在自宅は立入禁止区域となり、許可なく立入ると罰金50万円、なんだそうですが、努力により日常を取り戻している『がんばってんねん!クワバラさん』のコーナーです。
あの日までは、誰もがそれが当然のごとく家族一緒に暮らしていました。
「ケンカしても家族一緒にいられるのが一番いいです。」と言うクワバラさんです。
6ヶ月間の熊谷市内のホテル住まいから、ホテルを出ることが決まると、ホテルの人達に送別会をしてもらい、公営住宅に入居しました。
↓一昨日の夕飯はカレーを作ったそうです。あたたかい湯気がもくもくで、まさにいただきます、のタイミングを撮ったようです。(。。)オイシソウ・・ハラヘッタア~
入居後初めてご飯を炊いたとき「福島に皆といるときはごはんを7合炊いていたので、昨日5合炊いたら多かったです。」とにっこり笑って報告してくれました。・・無事に適量がみつかったかな。
福島の妹に赤ちゃんが産まれました、と言って携帯の写真を見せてくれました。
『あの日(3月11日)、ボクが仕事から家に帰ると妹が、婚約者と連絡がつかないと言って、目を真っ赤にして泣いていました。
泣いている妹を連れて婚約者を探しに行きました。
婚約者とそのお母さんは無事でしたが、婚約者のお父さんが、おじいちゃんとおばあちゃんを避難させようとして、自宅で津波に遭って亡くなりました。
亡くなった家族の生まれ変わりだと、周囲は赤ちゃんの誕生を喜んでいるみたいです。』
命のバトンをしかと受け取った赤ちゃんは、残された大人たちに、明るい希望の光を与えてくれる存在です。