こんなサクセスストーリー

ご近所さんの設備やさん(棚澤住設さん)倉庫庫新設工事で、築地住建作業場建築と同様の小屋組みを“合掌”で建てます。

木造で倉庫のように柱や壁がない大きな空間を造るとき、“合掌”は昔ながらの伝統工法で、複雑な継手や仕口は、昔の大工さんの知恵と高度な技がいっぱいです。

へもなくやってのけてますが、なかなかこの技術を持つ職人さんが少なくなっているようです。

↓社長が墨付け、大輔さんが刻みの親子共演で、合掌を組立ています。

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当初の予定では今週上棟予定でしたが、こちらの諸事情もあり建つのは31日に決まりました。

↓すっかり基礎工事も終わっていて、「なんか基礎が寒そうなんですけどうぉ~」と棚澤さんがやんわり催促します。

気持ちを代弁してみましょう。『建って、建つんだジョー倉庫!』

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おまけのはなし ~設備やさんのつらくも輝かしいサクセスストーリー~

お父さんの経営する土地家屋調査士事務所内に事務所を構えて、親の庇護のもと設備業を営業していました。

親子の間で何があったのか詳しい事情は知りませんが、親元から離れることになった設備やさんは、仮事務所として築地住建駐車場内の片隅に3帖程のプレハブを建て、ここで数ヶ月間奮闘しました。

設備屋さんは昼間の仕事に加え、役所に提出する書類・図面書きなどの仕事が溜まってきて、精神的に追い詰められた時期もありました。

コピー・FAXを仮事務所に入れるとき、事務機の営業から、とっても失礼な発言をされたらしく「こんなプレハブの小さな事務所だからですか!僕が現場作業着のこんな恰好だからですか!」と本気で悔しがっていました。

書類・図面関係は築地住建の事務員がお手伝いし、社長の口添えで近くに土地を借りられることになって事務所も建て、社長のなかだちのかいもあってか、親子の仲も元に戻り、あっという間に女性事務員さんが5人に増え、売上をすこぶる順調に伸ばし、このあと数年後は市内に5階建て本社ビルが建っちゃうかも・・・の勢いで元気の良い会社です。

ただいま、設備やさんの自宅新築工事中!

施工は築地住建ではありません。・・・なんでやねん(笑)


棚澤さんへ、こんなところで書いてごめんなさい。

でも、休む間もなく懸命に働いて、周囲から信頼されている姿を私たちはうれしく思い尊敬しています。