↓1F和室 杉の木目が美しい竿縁天井です。
工業製品の画一なものと違って、寝っころがって天井を眺めていても、飽きることがありません。
「天井のムクリは5分ですか。」「いやあ、2分か3分だよ。」
大工さんと社長の会話です。
人の目は、真っ直ぐな長い水平線を見ると、中央部分が下に垂れて見える現象があるようです。
なので天井の中心部を、周囲よりも3分(9㎜)高くなるようにふくらませる=ムクリを付けると、目の錯覚でまっすぐに見えます。
長い直線、例えば長押などはもこの手法、ムクリをつけているそうです。
良質な材を使って、どんなに気を入れて造っても、施主様に喜んでいただけなければなんの意味もないことですが、
施主ご家族の“楽しい・うれしい”がしっかり伝り、クスッと微笑むセンスよいメールが息子さんから届いており、
社長始め大工さん、苦労の分ほっと悦びを分かちあう休み明けです。
もうひとふんばりの大宮現場です。