工務店の仕事は家を造り守ること、家を直すことの他にもうひとつの仕事があります。
それは人を育てること。
「地の家話」Ⅶです。(これは小山理事長の全国巡回講演の内容をそのまま紹介ししています。
「匠の血脈は、親が工務店だった、棟梁から独立したという人たち。
そして今まで100年も200年もそうやって続けられてきた。
これは日本の得難い文化。
“地の家”を勧めていくことによって、日本の建築文化が非常に特色のある、いいものになっていく。
技術だけではなく、道徳倫理、それも伝えていくという性格をもっている。
昔風に言えば舎弟制度。
なぜ弟子を育てるのか。
これは単純明快で、自分の造ったものが未来永劫建ち続けるためにそれを面倒みていく人が必要。
そのために人を育てる。
極めてロングサイズでモノを見ていく。
継続して発展させるためには、人を育てなければいけない。
これが日本の匠文化。
匠文化が日本の産業を支えている。
極めて商業倫理が高い。
損得関係なく一生懸命努力する。
そういった主力になっていくのが“地の家”の人たち。
1000年以上も続いた家づくりの文化を見直していただきたい。
それが、今多く起きている住宅トラブルから身を守る簡単な方法。
“地の家”が起こしている問題というのはほとんどありません。
もし、事故が起こっても、その人たちは自分の身を削ってでも守ってくれる。
損得抜きで、やってくれる。
“地の家”にはそういうよさがある。」
↓文化の継承者(?)の2代目は、皆から大輔さん、大輔、大ちゃん、と呼ばれていて、果物の皮をむくのがめんどうらしい。
あるOB施主様が、弊社を家づくりのパートーナーに選んでくださった理由のひとつに
「跡継ぎがいるから
その息子さんが夢ハウス本部に研修に行っているから」とおっしゃってました。