“家族の居場所 次世代に継ぐ家”、ロフトに手すりが取付られました。
この〇尺〇寸の幅に、手すり棒の間隔は〇寸〇分にしたいから、手すり棒角材寸法が〇寸〇分だから、何本の手すりが必要か、とかを棟梁は計算しています。
出た答えが手すりが何本で、手すりの間隔が〇寸〇分だとか。聞いてて頭痛いわ(>_<)
↓計算の結果
作業場や現場での計算は、そこらへんにある木端などに書いて計算しています。
電卓?、使いません。
だから大工さんはみんな計算が早いです。日頃から修練積んでいるので、即座に数字が出てきたりします。
頭の中に電卓が?、コピー機があるの?ってくらい。
建築業界の表現で“割り付け”というのがあります。
屋根の瓦、タイル貼り、腰壁とかも、割り付けを考えたり、割り付け図を書いたりしています。
瓦とかタイルとか板材など、各部材のサイズは決まっていますから、それらを張って全体を見た場合、どっかが中途半端に残っていたりすると見た目がよろしくないので、ぴったり納まるように調整します。
築地が「屋根瓦の割り付けが上手くいったぁ。」などと喜んでいたりします。気持ちいいみたいです、キメると。
この割り付けが仕上げの良し悪しを決めてしまうようで、いつもミリ単位の精度で仕上げているのでした。