またひとつ起こってしまった、横浜のマンションでの地盤補強偽装事件では、
数本の杭の長さが支持層(建物を支えられるための強固な地盤)にまで達していなかったという、その
↓問題になる地耐力(地盤の強さ)を調べる地盤調査です。
場所はJR熊谷駅徒歩圏内に位置した市街地。メイン道路から少し入った住宅が建ち並ぶ静かな一画で、生活環境に恵まれた立地です。この街並みになじむ、あるご家族の住まいづくりのはじまりです。
タイトルは、まだ3ヶ月の赤ちゃんが明るい自然光に包まれた家で、すくすくと成長されることを願って“こどもすくすくの住まい”
↓さてこれから地中への旅に出るのは、先端がキリ状になっているスクリューくんです。
↓装置自体で100㎏の加重をかけながら
↓地中へ行ってらっしゃい。
↓その後、上から75㎝の鉄の棒を順に継ぎ足していくので、今どれくらいの深度を旅しているのかがわかります。
↓ふとスクリューくんの動きが静止。地中の中で何かが行く手を阻んでいるようです。調査員さんはおもいっきり錘を振り下げて、スクリューくんの進みをうながします。
このようなことを幾度も繰り返していますので、石の層が多いのかなぁと、見えない地中の中へと思いを馳せます。
↓この調査結果は即時、ネット経由で会社のデータベースに保管されるそうです。
↓装置はハイテクでも移動は人力。ヨイショ。
↓はい、移動。エッサエッサ。
↓地中で止まっている鉄の棒を引き抜くのも人力。キコキコ。
↓旅を終えて地上に戻ってきたスクリューくんたち。おかえりなさい。
↓所要時間1時間強。調査員さんにびた~っとひっついて、最後にタブレットで5ポイント分の調査データを見せてもらって確認。データ改ざんはありません。(笑)
横浜マンション事件は、地盤調査やくい打ち工事のデータが改ざんされて、施工不良を誘発してしまったという胸が痛む業界の由々しき不祥事です。
小さな工務店の家づくりでは、まだ形になっていないものにお施主さんは大金を施工者に支払うのですから、信頼ってなんて大きな財産なのだろうとあらためて思います。
(あっ、いやいや全棟、完成保証制度には加入しています。これも信頼、安心のため。)
この事件で、お施主さんを裏切らない、信用を失墜しないために、謙虚で誠実な施工に日々精進していかないといけないと胸に刻む小さな工務店でした。