とある日の夕方のワンシーン。
大工がいい仕事をするには、カンナなどの刃物を砥いでおいたりと、道具の手入れは重要です。
↓粛々と続ける研ぎの作業。
研ぎ10年と言われるくらい、思うように砥げるようになるまでに10年かかるぐらい大工の基本中の基本で、また、砥ぎ一生とも言うほど奥が深いようです。
ここでちょいとついでにって、包丁を研いでもらうとものすごくキレる包丁になりそうだなと想像してしまいます。料理の腕がついていきません。
様々な樹種の特性をきちんと理解して、木取りをして、墨を付け、正確に刻んでいく。
この一連の作業ができて、一人前の大工と呼べんでもいいらしいのです。
驚くことにこのレベルに達しているのは、大工さんと呼ばれている全体の5%にも満たないそうです。
大工技術が今、絶滅の危機に瀕しているってことなのでしょうか・・。