挌天井(ごうてんじょう)いや~かなりきれい!

お客さま以上に、実は私達の方がワクワクと楽しみにしていたのかもしれません。

天井を、角材で格子状に組み上げるという手の込んだ意匠で、挌式の高い挌天井にリフォームします。

現場は、幹線道路から少し急な坂を登った高台にあり、眺望のよいお宅です。

それゆえに、先週の大雪が降った朝、現地に到着する頃には結構な積雪となり、トラオ(トラック1号の愛称)が坂を登れないやと、断念して戻ってきたということもありました。

↓天井を解体し、新しく取り付けられた吊り木

2012 02 23_4107

↓2重廻り縁となる、下の段の廻り縁には、柱との接合部分に固定させるためのクサビが打たれています。昔ながらの小さな細工、大きな効果。

2012 02 23_4108

↓作業場で正確にノミを使い、全部で84箇所もの格子状の組手部分を、精緻に加工し終わった部材たち。

2012 02 23_4110

↓作業は誰でもできることではなく、経験から生まれる感覚と技が効いています。(ダジャレも飛ばすスーパー大工・笑)

2012 01 20_3793 2012 01 20_3795

↓天井板は築地が筑波の材木市場へ出向いて、目利き振りを発揮して選んだきた、木目の美しい美人さん“秋田杉”です。

2012 02 23_4100

↓どやねん!と、天井も言ってるような、根気の入った職人技に表現された、いい天井でしょう~。d(-_^)good!!

2012 02 23_4105

↓8帖と6帖の2間続きの和室天井に、美しく正確に組み上がった挌天井(ごうてんじょう)、完成しました。

奥様が何度も何度も『きれい!』を連発してくださったそうです。

2012 02 23_4097

またひとつ、技術を活かせるよい仕事をさせたいただけたことが、ほんとうにうれしい・・・。