10年前にリフォームさせていただいたお宅です。「桐の床とタモのテーブルの汚れが気になって、汚いの。どうしたらいいんでしょう?」とご相談がありました。
↓汚れが目立つようになりました。
↓小さなキズやシミも
↓桐の床は、うずくり仕上げ(木目を浮き上がらせる加工)になっています。
↓まずは先輩大工がサンドペーパーで、汚れや小さな傷を磨いていきます。あっという間にきれいになっていきます。目立つキズはパテ埋めで補修。
↓それに倣って新人森島君もゴシゴシ。
↓自然塗料をローラーで塗布します。表面に塗膜を作らないので、柔らかくて温かなムクの質感が楽しめ、調湿効果も期待できます。
↓先輩大工は隅っこを刷毛で縫っていきます。
↓その後、乾拭きです。
↓そんな作業真っ只中
築地「俺はここで監督をしてるんだ。」
どう見ても日陰で涼み、一服タイムをくつろいでいるようにしか見えません・笑
↓タモのどっしり風格あるダイニングテーブルも、表面の汚れをきれいに落しました。
脇にはこれからウレタン塗装をスプレーするために器具。
この日のために8万円強出して揃えたからと、塗装屋さんの写せ写せの強烈なアピールにより、ちゃっかり写っとります。
↓新品器具、いい仕事してくれました。
↓床塗装の仕上がりです。ツヤツヤな輝きを見せてくれます。
↓仏壇も元の位置に戻してもらいました。
↓10年前のリフォームのときに床と同じに揃えた桐の食器棚と、同色に戻りました。
↓お客さまは朝仕事でお出掛になり、夕方お帰りになったときの部屋の変わりように、大喜びしてくださったそうです。
一日で仕上がりました。
表面をサンドペーパーで研磨するだけで、新しくきれいな表面が何度でも現れてきます。ムクの床、あなたはすばらしい。