筑波で仕入れたヒノキの芯去り材を加工しています。
↓細工に精密さを要する、“継ぎ”や“仕口”たちです。
金物を使わないで木材同士を繋ぐための繋ぎ目には、様々な形をした出っ張りや穴が彫られています。
この複雑怪奇な形は機械では出来ないので、全て手刻みです。
1000年以上前から伝わる、伝統工法によるもので、
↓これはその先人の知恵のひとつ、“シャチ継ぎ”と呼ばれているものだそうですが、
↓繋いで一体となった繋ぎ目に、不思議!ここに小さく長方形の穴が出来ています。この結合部にシャチ栓というのを差し込むことで、圧縮が加わって双方の部材同士が吸いつくように堅く締まっていくのだそうです。
木が本来持っている力を最大限活用しようとする、すごいメカニズムです。
1000年以上建っている神社仏閣が証明するように、金物に頼らないでも、地震のときには、揺れに合わせて木材がしなやかに変形して粘りを発揮し、地震に耐えてくれます。
こうやって伝統技術を、そつなくこなす皆が誇らしく思えます。
スゴイッテエ(●>∀<)ノ(●´д`●)ゝ゛ソ、ソウカナァ